アメリカではスプリング・ブラックフライデーと呼ばれるホームセンターのセールが始まっています
2019年4月10日(水)Newsモーニングサテライト
岡三証券NY 近下篤子さん
先週からアメリカではスプリング・ブラックフライデーと呼ばれるホームセンターのセールが始まっています。大手であるホーム・デポは2010年から実施していて、今年も8万人の従業員を臨時に雇い、来店客の増加に備えています。
まず日曜大工、DIYは家計の節約にもつながる実用的な趣味としてアメリカでは一般的になっていて、リノベーションの実に4割程度をDIYで済ませるとの調査結果もあります。春になって暖かくなると、冬の間にたまった汚れの掃除や冬には寒くてできなかった屋外での作業ができるようになるため、DIYに取り組む人が増えると言われています。
特に今年は金利の低下によって住宅販売が回復するとの期待も高く、スプリング・ブラックフライデーには追い風です。中古住宅は売却前にリノベーションを行うと、その住宅の価値が上がるため、リフォーム需要も高まると見込まれます。最近は家そのものの改修だけではなく、セキュリティシステムなどスマートホームの導入も進んでおり、リノベーションの多様化によってホームセンターからハイテク企業まで恩恵が広がりそうです。
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