ブラックアウト期間も自社株買いが行われている
2019年4月2日(火)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大塚祐貴さん
今日は決算発表前のブラックアウト期間に注目してみました。一般的にアメリカ企業は決算発表のおよそ1カ月前から自社株買いを自粛する慣例があり、この期間がブラックアウトと呼ばれます。決算発表が特に今月下旬以降に集中していることから、今後3週間にかけてS&P500企業の内、およそ8割がブラックアウト期間に入るとみられ、株式市場としては自社株買いという支えがなくなります。
ブラックアウトのピークは1月、4月、7月、10月と3カ月ごとにやってきますが、2009年以降の月別平均騰落率をみると、いずれも堅調なパフォーマンスであり、特にブラックアウトの影響は見られません。
実はブラックアウト期間も自社株買いが行われていることが背景にあるかもしれません。ブラックアウト期間でも事前に計画されていた自社株買いについては決めたプログラム通りに行われます。ある調査によれば、自社株買いのおよそ6割は事前設定型で行われているとみられていて、このことからもブラックアウト期間を過度の懸念する必要はなさそうです。
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