遺伝子解析機器でシェアトップのイルミナはヘルスケアと成長株のハイブリット的な存在
2019年4月25日(木)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん
アップルとクアルコムの和解が背景にあると考えています。この発表後、市場の物色が半導体株に集中しました。そのあおりを最も受けたのがヘルスケア株です。ちょうど同じ時期に来年の大統領選で保険制度改革が話題になる可能性があるというヘルスケア株への懸念が高まったこともあり、売りが向かいました。
一時的なことと思います。半導体株の売買がS&P500に占める割合はアップルとクアルコムの和解の翌日にピークを記録した後、すでに平均並みに回帰しており、極端な動きは落ち着いています。また、保険制度改革は大統領選の度に話題になるものの、実現は困難との見方が有力です。
決算発表がきっかけになるとみています。今回の決算シーズンでヘルスケアは5.1%の増益予想と好決算が期待されています。中でも注目しているのが25日決算のイルミナです。遺伝子解析機器でシェアトップのイルミナはヘルスケアと成長株のハイブリット的な存在のため、今後のヘルスケア株と成長株の方向を占ううえで重要な位置づけであると考えています。
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