購買促す各社の戦略
2019年5月22日(水)Newsモーニングサテライト
岡三証券NY ?田拡司さん
14日にアルファベットは関連商品をグループ化したショーケース広告やユーチューブの動画上の商品を直接購入できるサービスを年内に導入すると発表しました。消費者を広告から購入へと効率よく導く戦略で、広告を載せるプラットフォームとしての価値を高めることが目的です。
このところ広告市場でも急成長を見せるアマゾンです。アマゾンは買い物の検索サイトであり、検索結果の上の部分に広告として表示される商品についても数回のクリックで購入することができ、広告を出稿する企業にとって魅力的です。広告市場でのアマゾンの存在感が増す中で、アルファベットにとっても消費者をいかに広告から買い物に誘導するかという点が一段と重要になってきています。
インスタグラムは3月にアプリ内で直接買い物が可能な新サービス、チェックアウトを発表し、アディダスやH&Mなどおよそ20社の小売り大手と提携をしています。さらに最近、新規上場が話題となったピンタレストは画像検索の収集を目的としたサービスですが、ユーザーの好みの画像と商品を結び付けて広告を打つことが可能です。買い物とより結びついた広告市場で競争が激化しています。
« 稼ぐ力に注目 | トップページ | 米中摩擦で中小型株軟調 »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント