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ウーバーのリスク

2019年5月14日(火)Newsモーニングサテライト

 

ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん

 

同業のリフトが3月終わりに上場しましたけれども、ここから今、30%近く下落しているんですね。投資家はこの業界への投資は簡単ではないと思っていたところですので、ウーバーも需要が弱くて、公開価格の下限で価格が決まりました。リフトに比べて、ウーバーのシェアは2.5倍ぐらいあるんですけれども、時価総額はそれを上回る5倍近く付いていて、割高感は否めない状況です。
両社ともに運転手と乗客をくっつけるという、これは画期的なビジネスだと思いますし、これだけならよかったと思います。ただ、両社ともに今、直面しているのが運転手の報酬であったり、規制当局との戦いであったり、安全性の問題とか、両社がそもそも得意でない分野と戦わないといけないと。ここに資源を費やさされているというのが問題だと思います。参入障壁も比較的低いですし、将来、自動運転なんかが導入されてくれば、ますます低くなるので、この辺のリスクを投資家は十分見合っていかなければいけない、そういう状況です。
市場規模自体はかなり大きいので、割高感は時間とともに薄れていくと思いますけれども、やはりこのリスクを十分に投資家がまだ反映しきれていないというのが今、問題だと思います。

 

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