データ分析に注目
2019年6月12日(水)Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
タブローのソフトウェアはビジネス上の膨大なデータをグラフなどのビジュアル化し、理解しやすくするというものです。セールスフォースの顧客管理ソフトとタブローのソフトウェアを組み合わせることで企業の迅速な意思決定に役立てることができます。今回、セールスフォースが買収したデータ分析という分野はソフトウェア業界で重要視されている分野になっています。
先週、アルファベット傘下のグーグルも新興データ分析企業のルッカ―を買収すると発表しています。この買収でグーグルはルッカ―の企業価値を売上高の19倍と評価しています。セールスフォースもタブローに対して11.5倍の評価価格で合意していて、期待の高さがうかがえます。
ある調査によると、データ分析などを含む世界のビジネス・インテリジェンス市場は2025年までにおよそ1470億ドルと年率27%で成長することが予想されています。一方で、この市場は成熟が進み、大きな機能や能力の差別化が難しくなっています。価格の下押し圧力も強く、大手以外は利益を生むことが難しい状況の中、市場ではさらなる再編と統合が進むことが予想されていて、アルテリックスやドーモといったデータ分析に強みを持つ企業を中心にM&Aの期待が高まっています。
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