利下げで株価は
2019年6月11日(火)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
FRBの使命というのは雇用の最大化と物価の安定ですけれども、雇用の最大化というのは最近鈍化してきている。物価のほうは目標を達成できていないので、使命として利下げをやらないといけないということになると思います。
5年物の期待インフレ率の推移もFRBの目標である2%と下回って、1.6%であること。しかも低下傾向であること。去年12月も同じだったので、利上げは不要だと申し上げた次第です。
懸念されたイールドカーブですが、利下げが実施されれば、逆転ではなくてフラットになると思います。この状況というのは歴史的には株式市場とって優しい状態ですよね。10年物国債から2年物国債の利回りを引いて、0.5%以下の時はものすごく株式市場が上昇するという傾向がみられます。94年から2000年にかけて株式相場は2.9倍になりましたし、2007年はこの間は23%の上昇となっています。来月利下げがあるとすれば、再びこの状態が長続きするということになりますので、非常に好ましい状況だといえると思います。
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