株価の堅調は続く
2019年6月25日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん
利下げ期待で相場が堅調なうちにマクロ、ミクロ、両面でファンダメンタルズの改善がみられることです。ミクロ面では企業決算に注目です。4-6月期は増益率予想は下方修正が進んでおり、減益着地の可能性が出始めています。増益率は決算発表が始まると同時に切り上がりやすいという傾向がりますが、外部環境の不透明感が増す中で、いつも通りの傾向がみられるか注目です。
まさにマクロ面での改善が米中交渉の進展です。追加関税先送りの状態で継続協議となれば、企業と消費者のマインドを引き戻すには十分です。これらのファンダメンタルズの改善は7月末のFOMCの前に確認されれば、FRBはまた利下げを温存したまま、さらなる改善を待つことが可能になります。これが株式市場にとってもFRBにとってもベストのシナリオといえるかもしれません。
金融緩和期待が強まる局面では通常、中小型株が勢いを得やすいのですが、現在の市場では大型株の需要の強さが目立ちます。これは投資家がいまだ慎重な姿勢を維持していることを示唆していて、仮にファンダメンタルズの改善が確認されなくても、相場は崩れにくいと考えています。
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