開発者向けツールに注目
2019年6月5日(水)Newsモーニングサテライト
岡三証券NY ?田拡司さん
IT投資の中でもソフトウェアへの投資は今年、8.5%の伸びが予想され、データセンターや通信などを上回る見込みです。技術革新や顧客ニーズの変化などビジネス環境が目まぐるしく変わる中で、ハイテク企業に限らず、小売りから銀行まであらゆる企業にとってソフトウェアの開発、更新は欠かせないと言えそうです。
ソフトウェア業界で今、注目を集めているのは特定のソフトウェアというよりも、ソフトウェアの開発者向けツールの市場です。効率的かつスピーディーなソフトウェア開発に欠かせないのが開発者向けの支援ツールを提供する会社で、去年のIBMのレッドハットの買収は開発者向けツールを手掛ける企業の買収という面がありました。
そもそも企業が自社のソフトウェアを開発、更新する際に、新しい技術を加えたい技術者と安定的な運用のため、大きな変更を嫌う運用担当者という立場の違いがあり、これがソフトウェアの進歩の妨げになっていると言われています。例えば、ソフトウェアを自動的にこまめに更新する新しいツールを用意することで、運用担当者が嫌う急激で大きな変更を避けることができます。開発部門と運用部門が協調して新しい技術の導入を進めやすくなるツールとして注目されています。
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