スポーツ賭博市場拡大へ
2019年7月18日(木)Newsモーニングサテライト
東海東京証券アメリカ 手塚理恵さん
去年5月に連邦裁判所がスポーツ賭博を認める判断をしましたことで、それまでは違法としていた州が合法化を進めています。今週、ニューヨーク州でも初めてヤンキースの試合の勝敗などで賭けが行われ、着々と広がりを見せています。
専門サイトやテレビ番組、データ分析ツールなどの分野で新たな市場が形成されると考えられます。実際にウォルト・ディズニーなどのメディア企業やシーザーズ・エンターテイメントなどのカジノ企業が新番組やコンテンツなどの提供を始めています。スポーツ賭博に関連する市場規模は今年の8100万ドル程度から2023年の57億ドルまで急拡大することが予想されています。
八百長などの不正が多くなることを懸念し、スポーツ関係者が難色を示しています。賞金が少ないマイナースポーツやアマチュアスポーツほど八百長のリスクが高くなる可能性があり、大学スポーツなどを賭博の対象から外すことが検討されています。また、メジャーリーグ機構などは八百長行為などを防ぐ対策にコストがかかるとして、賭博運営企業に掛け金の一部を支払うように求めています。
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