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国防総省クラウドどこと契約?

2019年7月23日(火)Newsモーニングサテライト

 

SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大関千尋さん

 

受注総額およそ100億ドルとされる国防総省の大型クラウド契約は現在、候補としてアマゾンとマイクロソフトの2社が残っています。しかし、複数の企業からコンペの条件がアマゾンに有利との不満が寄せられているとして、先週、トランプ大統領が懸念を表明し、入札プロセスを見直す考えを明らかにしました。
下院軍事委員会に所属する共和党議員らは契約を早く締結することが国家安全保障上重要であるとして、トランプ大統領に入札プロセスを見直さないように要請しました。アマゾンも攻勢に転じており、2020年の大統領選でトランプ陣営の献金とりまとめ役を務める人物をアマゾンの社員として雇用し、契約に向けロビー活動を強化すると報じられています。
現在、クラウド市場で首位のアマゾンが契約を獲得すれば、トップの座を向こう10年盤石なものにできるともみられています。一方、2位のマイクロソフトも決算でクラウドサービスが業績を牽引するなど追い上げを見せています。今回のトランプ大統領の判断はクラウド業界の構図に影響を与えることになりそうです。

 

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