レストラン株好調
2019年7月26日(金)Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
マクドナルドの決算が明日に控える中、レストラン関連の株価が好調です。23日に決算を発表したチポトレメキシカングリルは既存店売上高が10%増と市場予想を上回る好業績で、株価は最高値を更新しました。デジタルへの投資が実を結び、オンライン経由の売り上げが倍増して、全体の18.2%を占めました。
外食業界ではオンラインやモバイルアプリで注文するデリバリーサービスのニーズがますます高まってきていて、ある調査ではこうしたオンライン経由の売上高が全体に占める割合は2017年の6%から2025年には30%に高まるとされています。各社ともこの分野に投資をして、取り組まざるを得ないという状況です。
これまでデジタル投資で先行したドミノピザはアメリカ国内の売上高の実に65%以上がオンライン経由ですが、ここにきて既存店売上高が3四半期連続で予想を下回るなど競争が厳しくなってきています。一方で、チポトレのようにデリバリーサービス分野で拡大余地の大きいレストランは投資が実を結びやすいという局面です。さらにレストランに対してデリバリーサービスを提供する企業の中で、シェア1位のドアダッシュは年内にもIPOが見込まれ、こちらも注目しています。
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