ストレステストを分析
2019年7月4日(木)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
金融危機以降、6月末にストレステストの結果が発表されて、それと同時に各金融機関が株主還元策を発表するというのがもう恒例になってきています。今回も非常に魅力的な株主還元策が発表されました。軒並み配当は3%、またはそれを上回る水準まで増配されていますし、時価総額に対する自社株買いの割合は、軒並み10%を超えている状況で、これを合計しますと、大手行で11%から15%の株主還元が発表されたことになります。
この1年間はそれほど上がっていないんですよね。去年に比べてほとんど同じということがわかると思います。この1年間というのは長短金利差がなくなってきたり、金融危機から10年以上経つので、リセッションへの懸念とか、そういったものが投資家が銀行株をあまり買わない理由に挙げられていたのではないかと思います。
今回のストレステストは経済成長率がマイナス9.4%とか、株価指数が50%以上下落とか、極端なストレスをかけた状況でも銀行は大丈夫という結果なんですよね。ですので、それで大丈夫なんだから、投資家がそれ以上に心配する必要はないと思います。引き続き銀行株は魅力だとみています。
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