上期の相場を分析
2019年7月2日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
上期の上昇率としては過去20年で最高となりました。ダウは14%、ナスダックは20%上昇しています。これは12月の急落からの戻りと金融政策が引き締めから緩和にシフトしたことが背景です。セクター別では情報技術が26%でトップ、2位は一般消費財で21%上昇しました。
一般消費財セクターの上期の騰落率を見ると、値下がり率上位にデパートが並びます。eコマースに押され、何百店も閉店して苦戦が続いています。一方、値上がり率トップはチポトレメキシカングリルでレストラン系が好調です。アルタ・ビューティーは化粧品専門のチェーンでデパート閉店の恩恵を受けました。モノ消費よりもライフスタイルにお金を使うアメリカの新たな消費性向を反映した形です。
S&P500指数構成企業の増益率の予測は年初の時点では1-3月期をボトムに業績はV字回復とみられていましたが、回復が後ずれしています。一方で利下げ期待が膨らんで、株価を押し上げています。金曜日の雇用統計が業績と利下げに対する市場の見方にどう影響するのか注目されています。
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