利下げで株価は?
2019年7月31日(水)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
過去30年間で今回のように利上げ局面から利下げ局面に転じる場面が4回あったんですけれども、最初の利下げから1年後の株価は95年と98年のケースは上昇、01年と07年のケースは下落という結果になっています。これは違いがありまして、前者のほうはリセッションを伴わなかった、後者の方はリセッションを伴ったという違いがあります。
リセッションを伴わないとなると、株式投資には非常に魅力的な条件ということになるんですけれども、過去、アメリカはリセッションが訪れるのはインフレか、資産バブルの反動というのがパターンでしたけれども、今回はいずれにも当てはまっていませんので、このリセッションを伴わない利下げに当てはまる可能性が高いと思います。
トランプ政権発足当初から財政を緩めて、規制を緩和して、通商交渉に力を入れるとすべて景気拡大方向の政策を取ってきて、その中で唯一金融が引き締め方向だったのでバランスが取れてきていたと思うんですけれども、今後、金融も緩和方向ということになると将来、今は全然そうではないと思いますけれども、少なくとも数年以上後に景気が過熱してくるというリスクはあると思います。
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