プライムデーにセール集中
2019年7月11日(木)Newsモーニングサテライト
東海東京証券アメリカ 手塚理恵さん
プライムデーはもともとアマゾンのデバイスを格安で販売して、顧客を囲い込んだり、プライム会員を増やすことが目的でした。それが今では売上が11月のサイバーマンデーを上回る水準まで成長しています。アマゾンは今日、歌手のテイラー・スウィフトさんのライブをプライムデーコンサートと銘打って、プライム会員向けに配信する力の入れようです。
ウォルマートはグーグルウィークを開催して、グーグルのスマートスピーカーなどを割引で販売するほか、ターゲットやイーベイなどもそれぞれ大規模なセールを行う予定です。アマゾン以外の各社はプライム会員になる必要のあるアマゾンに対抗し、消費者が会員費を払うことなくセールの恩恵を受けることができることをアピールしています。
ただ、懸念もあります。アマゾンの一部の従業員がプライムデーに合わせて待遇の改善を求めるストライキを計画しています。アマゾンは包装や宅配などで自動化を進めているものの、まだまだマンパワーに頼っています。今回のようにセールのシーズンが重なると、労働者へのニーズが集中し、各社の奪い合いとなります。短期的には時給の引き上げなどで対応せざるを得ず、利益を押し下げる圧力となるかもしれません。
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