株式相場はピーク
2019年7月10日(水)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 兼松渉さん
調査会社のギャラップが5月初旬に行った調査ではアメリカの個人投資家の6割以上がアメリカの株式市場はピークに近づいていると考えていることが明らかになりました。この調査結果は主要株価指数が高値圏にある中で、アメリカの個人投資家がまだ慎重なスタンスを維持し、投資家心理に過熱感がないことを示唆しています。
特に目立ったのは民主党支持者の何と82%が株式相場はピークに近いと回答していた点なんです。一方で、共和党支持者ではこれが28%にとどまっており、現在の株価水準に対する見方が大きく異なっていることがわかります。トランプ政権のやり方をどう評価しているのか、今後も続けることができるのかという点でアメリカの有権者の見方が分断していることの表れだと考えています。
民主党の大統領候補指名争いに名乗りを挙げているエリザベス・ウォーレン上院議員がアマゾンなどハイテク大手の分割、解体を提案し、支持を得ているという点が挙げられます。これまで株価上昇を牽引していたのが、これらのハイテク大手であったことを考えると、民主党支持者が今後のさらなる株価上昇に懐疑的であることも説明できると考えています。
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