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テーブルTVの解約加速

2019年8月2日(金)Newsモーニングサテライト

マキシム・グループ 久野誠太郎さん

ベライゾンの4-6月期決算は減収減益ながら1株利益とワイヤレス契約者数が予想を上回る好決算となりました。一方で、ケーブルテレビの契約者数はマイナス5万2000件となり、コードカッティングと呼ばれる有料ケーブルテレビのサービスを解約する動きが続いています。ベライゾンとAT&T、コムキャスト、チャーター・コミュニケーションズの4社を合わせると4-6月期に120万4000件の解約となり、去年からの流れが加速しています。
デロイトの最新調査によると、アメリカの69%の家庭がオンライン配信サービスを契約しているとし、有料ケーブルテレビの65%を初めて上回りました。今年後半から来年にかけて、ディズニーやアップル、AT&T傘下のワーナーメディアが新たにオンライン配信サービスを開始する予定で、競争が激しくなると予想されています。
これら新規参入を迎え撃つネットフリックスは今年に入ってからアメリカでのマーケティング費用の伸びが大きく低下しています。最大のライバルとされるディズニープラスが11月に始まることに備えて、マーケティング費用を一時的に抑えて、年後半に発表する新作オリジナル映画、ドラマの宣伝などに投資を振り向ける戦略だと思われます。

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