スマートウォッチに注目
2019年8月13日(火)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大塚祐貴さん
先日、アップルが発表した4-6月期の決算ではアップルウォッチが含まれるウエアラブル・ホーム・アクセサリーというカテゴリーの売上高が前年比で46%増加し、売上高が減少したiPhoneに比べて好調でした。ある調査会社によれば、世界全体のスマートウォッチ市場は4-6月期の出荷台数が前年比で44%増加し、市場全体が高い成長率で拡大しています。
これまで成長が続いてきたスマートフォンは買い替えサイクルが長期化して需要が弱まっています。一方、スマートウォッチは健康志向の高まりを背景に運動量や心拍数などを計測するフィットネス向け電子機器としての需要が高まっています。
スマートウォッチ市場シェア第1位のアップルはナイキと、シェア2位のサムスンはアンダーアーマーと提携して独自のスマートウォッチを手掛けています。また、グーグルは今年1月、時計メーカー大手、フォッシルのスマートウォッチ部門を買収しました。今後、競争がますます激化し、特に年末商戦では注目商品の一つになることが見込まれます。ただ、トランプ政権による対中追加関税第4弾ではスマートウォッチもリストに含まれることから、米中の今後の協議の先行きも注意が必要です。
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