小売決算の見通し
2019年8月15日(木)Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
メーシーズは市場予想を下回る決算となり、通年の1株利益も下方修正しています。在庫水準が積み上がったことが重しで、その要因として春夏物衣料の販売不振や女性向けスポーツウェアのプライベートブランドが不人気であったこと。観光客の減少が加速したことを挙げています。
株価を見ても百貨店で構成される指数は小売全体を下回っています。アマゾンなどのオンライン通販に押される中、百貨店もオンライン販売に投資していますが、これが結果に表れていないようです。また、消費者の嗜好を捕らえ切れていないことも販売不振につながっているとみています。
明日のウォルマートの決算です。通年の利益見通しを引き上げることが期待されていますが、中でも注目はオンライン販売で、市場では35%から37%の成長を予想しています。また、12月に延期された一部の対中関税はスマートフォンやパソコンなどエレクトロニクスが中心で、その点、29日に決算発表予定のベストバイが最も恩恵を受けそうです。一方で、アパレル製品の4分の3は9月から関税がかかることになっており、業績見通しへどのような影響を及ぼすかが注目とされています。
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