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相場反転に4つの節目

2019年8月16日(金)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん

4つの視点から節目を考えたいと思います。まずは景況感の判断で、9月1週目に発表されるISM製造業景気指数と雇用統計が大きな節目になるとみています。今回は対中関税第4弾への言及があってからの集計分を含むため、特に注目度が高いといえます。
二つ目は金融政策です。これは来週のFOMC議事要旨とジャクソンホールでのパウエル議長の講演に注目です。足元の環境を踏まえ、ハト派色を強めることが期待されます。そして、3つ目は米中通商交渉です。ファーウェイへの禁輸一部緩和の制限が19日までとなっていて、これが延長されるかどうかがアメリカ側の態度がわかるうえでポイントとなります。そして、対中関税第4弾の発動日の9月1日前後も動きが出る可能性もあります。
4つ目は需給です。アメリカでは8月16日がSQ、複数の先物、オプションの最終取引日となるため、投資家のポジションが整理され、先物主導の荒い値動きが起こりにくくなることが期待されます。また、9月2日はレイバーデーの祝日で、この日を境に市場参加者が夏季休暇から戻り、市場の売買が増えやすくなります。これらの節目を無難に超えられれば、8月4週目から9月1週目にかけてが相場反転のタイミングと考えられます。

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