好調アメリカ半導体株日注目は?
2019年8月1日(木)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん
一部の半導体企業の決算が良好だったことや韓国の半導体メーカーによる生産削減などによって半導体市況の改善が従来想定よりも早くなりそうだという期待が広がったことが背景にあると考えています。しかし、半導体企業全体の利益見通しは低下傾向が続いており、株価上昇が持続できるかはまだ不透明です。
確かに半導体関連企業は業績がぶれやすく、難しい面もありますが、中には業績が安定している企業もあります。例えば、半導体企業向家の設計用ソフトウェアで業界1位のシノプシスはリーマンショック直後でも増収をキープするなど安定しています。半導体の設計は長期間に渡るため、市況が悪化しても途中で中止することが稀であることに加え、世界の半導体企業トップ20すべてが顧客であることも業績の安定につながっています。
5G通信や自動運転など次世代技術の開発が加速していることが追い風になります。その裏側で使用される半導体の設計は年々難易度が高まっていて、かつ半導体の種類も急増しています。このような状況がシノプシスにとって値上げ余地の拡大と製品需要の増加をもたらすとみています。
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