ゲーム業界は過渡期
2019年8月28日(水)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 兼松渉さん
プレイステーションなどのゲーム機は2020年にも大幅なモデルチェンジを控えているとされ、既存のゲーム機はハードウェアの古さが目立ち始めており、これらはサイクルの終盤を迎えていると考えています。一部の市場関係者の間では次世代の新型機が発表されるまでの間にゲーム業界の勢い、成長が減速してしまうのではという不安も広がっています。しかし、そこで注目されているのがパソコンを使ったゲームの業界なんですね。
パソコンを使ったゲームはパソコンのハードウェアを自由に入れ替えて性能を高めることができ、それに対応した最近のソフトウェアもどんどんリリースされるため、常にその魅力を高めることが可能となっています。実際、ゲーム用の半導体を得意とするエヌビディアのCEOはこのゲーム機サイクルの終盤がパソコンゲームの業界にとって最も恵まれた環境だと述べていました。
目先のところは新型ゲーム機の投入をきっかけとするゲーム関連の消費増加が期待できない一方で、より高性能かつ高価なパソコンを求めるゲーマーの消費がゲーム業界の消費を牽引することが期待されています。今、ホットなeスポーツや複数のプレイヤーが同時に戦うバトルロワイアルゲームなどを中心とするこの業界の勢いはまだ続くと考えています。
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