外食好調の背景
2019年8月7日(水)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 兼松渉さん
今回の決算シーズンではレストランなど外食関連の好決算が目立っています。昨日の引け後にはシェイクシャックが好決算を発表し、既存店売上高は1年前と比べて3.6%の増加と市場予想の2.2%プラスを大きく上回る水準となりました。売上成長の鈍化や人件費の増加が利益を圧迫することなどが懸念されていただけに良いサプライズとなっています。
これまでにスターバックスやマクドナルド、ヤム・ブランズなどからもよい業績が示されており、S&P500レストラン指数の株価パフォーマンスも数か全体を大きく上回っています。この分野はハイテクのような成長は期待できませんが、現時点では逆にそのディフェンシブな位置づけが投資家に評価されています。
米国経済をけん引する個人消費の堅調さを裏付けているというのがあります。また、各社揃って配達、デリバリーのサービスを強化していることなどが業績の追い風となっています。また、シェイクシャックはオンラインのフードデリバリーを手掛けるクラブハブと提携することを明らかにしました。その他オーダーのデジタル化や新たなメニューの投入、そして海外事業が各社、軌道に乗っていることなどが各社の業績に貢献しています。
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