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債券市場はバブル

2019年8月9日(金)Newsモーニングサテライト

ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん

4-6月期の企業決算が堅調で、金利が低下しているわけですから、株式市場が魅力的ではないわけではないと思います。むしろ債券市場がバブルであって、株式はむしろ逆バブルだと考えています。
ドイツの10年物国債は額面100に対して106近辺で取引されています。クーポンはゼロです。10年間保有していて、利息が全くもらえずに、10年後に6%元本割れすることを保証されている債権を買っている投資家がたくさんいるということです。通常、こういうのが買われるというのはキャピタルゲイン目的しかないんですけれども、キャピタルゲイン目的しかないというのはまさに教科書通りのバブルといえると思います。
S&P500指数の平均配当利回りは2%出ますけれども、10年物国債は1.7%と下回っています。債券市場がキャピタルゲイン目的で、株が利回り目的になるという全く逆転の状況が起こっていると思います。バブルというのは終わってみなければわからないといわれますけれども、債券市場はまさにそういう状況だと思います。

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