ファッションでサブスク拡大
2019年8月22日(木)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大関千尋さん
ファッション業界でも大手によるサブスクリプションサービスへの参入が相次いでいます。GAP傘下のバナナ・リパブリックは先週、9月末女性向けに月額85ドルで3着のアイテムをレンタルできるサービスを開始すると発表しました。メーシーズ傘下の高級デパート、ブルーミングデールズも先週、この市場への参入を発表しました。
この分野で先行するレント・ザ・ランウェイは高級ドレスなどのレンタルサービスを手掛けており、設立10年目の今年3月にユニコーン企業の仲間入りを果たしました。こうした新興企業が市場を開拓したところに、大手が追随する流れとなっています。洋服のレンタルサービスを提供するうえで不可欠な配送やドライクリーニングなどを請け負う企業も登場しており、大手の参入を後押ししています。
若年層を中心に消費スタイルが所有から利用へと移行する中、アパレルレンタル市場は今後5年間で年平均20%のペースで成長すると予想されています。メーシーズは今回のサービス参入をミレニアル世代などの新たな顧客層の獲得に向けた取り組みと位置付けており、狙い通り支持が得られるかどうかに注目しています。
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