機関投資家の銘柄保有状況
2019年8月27日(火)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
先々週、証券取引委員会に6月末時点の銘柄保有状況が報告されました。まず、著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイですけれども、前四半期に続いて、アマゾン株を追加取得しました。1億2000万ドル相当ですけれども、アマゾン株はこの1年ほど最高値を更新していないんですけれども、調整局面をよい機会だとみたのだと思います。
追加取得が目立ったのはバンク・オブ・アメリカを9億100万ドル相当、USバンコープの1億6500万ドル相当ですけれども、5月は長期金利がかなり下がって、これにつれて銀行株も下落しましたが、これによって、銀行株の配当利回りが3%近くにのぼって、これは10年物国債の利回りの2倍近くになっていますので、割安と判断したのだと思います。
取得が目立ったのはゲームのアクティブション ブリザードですけれども、この会社はほかの会社との競争激化で、この1年で30%ぐらい株価が下落しているんですけれども、最近になって、グーグルとかマイクロソフトとか、相次いでクラウドゲームへの参入の動きを示唆しましたので、同社製品に対する需要が高まるのではないかというのを受けて取得が目立ったのではないかと思います。
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