IT企業が再生エネ購入
2019年9月5日(水)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん
今年8月までの購入量は8.8ギガワットで過去最高だった昨年を大幅に上回るペースで来ています。その牽引役はIT企業です。購入者の内訳を見ると、上位にはグーグル、マイクロソフト、アマゾンらがずらりと並びます。
IT大手企業は大量に電力を消費するデータセンターを運営しています。一方で、環境保護の観点から大手企業にはCO2排出量の抑制が社会的に求められており、再生可能エネルギーの購入は不可欠です。2017年にはグーグル、18年にはアップルが消費電力のすべてを再生可能エネルギーで賄うことに成功しました。次世代技術の開発のためにデータセンターの増設が必要で、IT企業による再生可能エネルギー購入のトレンドはさらに強まりそうです。
特にコスト競争力があるのが、風力発電です。再生可能エネルギーで世界最大手のネクステラ・エナジーはアメリカにおける風力発電のコストは2020年には石炭や原子力の半分以下になると試算しています。国土が広く、風が強い峡谷地域を有するアメリカでは風力を得ることが容易なためです。IT企業と再生可能エネルギーが二人三脚で持続的な成長が可能な社会を構築するという構図が続きそうです。
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