9月相場を読む
2019年9月4日(水)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
例年、需給の良くない時期に入ってきましたね。S&P500指数の月別リターンの50年の平均は9月だけがマイナスになっているんですね。ただ、過去10年を見ると、少し前倒しになって、6月、8月もマイナスになっている状況が見られます。
投資信託の決算が10月末に控えていることで、損益通算の売りが出やすいということなんですね。そして、もう一つは企業決算、7-9月期の企業決算発表が本格化するのは10月の終わりですので、ファンダメンタルズからの期待がまだ出にくいというのもあると思います。
今年も過去のパターンを踏襲する可能性があるので、注意が必要かと思います。今年は過去の平均を強調した様な動きになっています。さらに市場のリード役だったいわゆるFAANG、大手ハイテク銘柄が最高値からしばらく最高値を更新していなくて、FAANG銘柄でさえ損益通算の売りの対象になってくる可能性がります。これは短期の需給要因であって、中長期的にアメリカ株が有望という状況に変わりないと思います。
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