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パッシブ運用増の背景

2019年9月19日(木)Newsモーニングサテライト

ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん

8月末時点でモーニングスターの統計によると、初めてパッシブの資金がアクティブの資金を上回ったという結果が出ています。ここ20年の推移を見て見ると、いずれも右肩上がりですけれども、特に金融危機以降、パッシブが増えています。
低金利の下では、極端な話、怪しい企業であってもずっと生き残ることができるので、相対的に良い企業を選んだり、割安な企業を選んだりという作業の重要性が薄れる傾向があります。ですので、それだったら、パッシブでいいということになっているんだと思いますね。今回は低金利時代がかなり長く続いたので、こういう状態になっているんだと思います。
当然のことながら、企業の分析もせずに、ずっとお金を振り込むだけという投資スタイルが報われるはずはないと思います。ただ、パッシブのお金が入ってくると、実力に見合わない時価総額で取引されている株式が修正されずに、そのまま買われていくという、いわばパッシブバブルのような状態が起こるんですよね。ですので、このような状態の時こそアクティブのいいチャンスが訪れていると考えています。

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