広がるESG投資
2019年9月10日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
環境や社会的貢献などを経営理念に掲げる企業の株価が堅調です。例えば、脱プラスチックのボールコープや風力発電のネクステラ・エナジーなど昨年末の相場急落や8月の下げ局面でも株価の安定度が際立ちます。
従来の利益成長重視の投資判断に社会への貢献という要素を加えたESG投資が世界的に広がっていることが背景にあります。ヨーロッパ、アメリカを中心にESG投資の残高は30兆ドルを超えました。アメリカの機関投資家では長期姿勢でコミットする投資家の数は財団で6割以上、公的年金で4割近くと運用業界の主流になりつつあります。
投資資金が急速に増える中で、受け皿となる銘柄が少ないということが課題です。そのため、脱プラスチックといったストーリーがわかりやすい銘柄は相場が急落した時に買いたい投資家が待ち構えています。ESG投資への取り組みは運用サイドが先行していますが、長期的に定着するためには企業がこの変化に気づき、経営に取り込んでいくことが望まれます。
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