AR・VRビジネスでも普及へ
2019年10月3日(木)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大関千尋さん
通信大手のベライゾンは今週、AR技術を手掛けるジョーントの技術を買収すると発表しました。ジョーントはARコンテンツのプラットフォーマーで、ディズニーなど大手メディアの出資を受ける新興企業です。彼らが手掛けるXR Castは仮想空間にユーザー自身を3Dで投影し、ソーシャルメディアを使ってリアルタイミングで配信することができます。
次世代通信規格5G時代を見据えた動きと考えられます。XR Castは利用にあたって、高速かつ大容量の5G環境が必須条件となっています。ベライゾンは年末までにアメリカの30都市で5Gサービスを開始する予定で、5G時代ならではのコンテンツの拡充に動いたとみています。
これまでAR、VR技術は消費者向けが目立ちましたが、IBCの調査では世界のAR・VR関連の市場は今後5年間、ビジネス向けが牽引する見込みとなっています。先週、フェイスブックはVR端末、オキュラスを使った法人向けサービスの刷新を発表し、顧客企業の大量導入やセットアップなどを後押しするとのことです。5G環境の整備とビジネスシーンでの活用によって、AR・VR技術が本格的な普及段階に入ると考えています。
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