相次ぐCEO辞任で株価は
2019年10月1日(火)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 兼松渉さん
先週はシェアオフィスのウィーカンパニー、ネット通販のイーベイ、電子タバコのジュールなどのCEOが辞任しました。雇用サービス大手が先日発表した調査結果によると、8月にCEOの辞任を発表したアメリカ企業の数は159社となんと月間ベースで過去最多となっています。
景気の先行き不透明感が強まっている中で、以前ほど取締役会がCEOを野放しすることが許されなくなってきていることの表れで、自由市場がきちんと機能している良い証拠でもあると考えています。アメリカのミズーリ大学が行った調査によると、CEOと取締役会との間で戦略が食い違ったことを理由にCEOが辞任に追い込まれるケースでは辞任に至るまでの株価のパフォーマンスが冴えないことが多く、それだけにCEOが辞任した後には株価のパフォーマンスが改善する傾向にあることが明らかになってきており、必ずしもネガティブな話ではないと考えています。
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