アメリカ中古品市場に商機
2019年10月17日(木)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
子ども服や靴、婦人服などの中古品市場が広がっています。中古衣料品の市場規模は2018年以降の5年間で2倍以上になると予想され、このドライバーは節約と環境意識、サステナブル消費です。23から38歳とされるミレニアル世代を中心に持続可能な社会への意識が強く、資源を無駄にせず、再利用するライフスタイルが強い支持を集めています。
フェイスブックなどを通じたオンライン取引が中心で、再利用の意味で、Reコマースと呼ばれています。Reコマースの発達で配送や個人間の送金などのインフラが整いました。また、利用者が急速に広がったことで、巨大な売買データが蓄積され、中古品でも適正な参考価格が示されるといった点が市場の活性化と成長に役立っています。
ウォルマートが先月、ベビー用カーシートのリサイクルイベントを行い、30ドルで下取りしたところ、1週間で100万点集まったそうです。洋服メーカーでは店頭で回収した古着を素材として再利用する動きも出ています。消費者の価値観の変化をどうマーケティング戦略に取り入れるか、小売企業の大きな課題です。
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