年末商戦の勝ち組は
2019年11月28日(金)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大関千尋さん
全米小売業協会によると、今年のホリデーシーズンの小売売上高は前年同期比4%増と昨年を上回る伸びが予想されています。また、オンライン販売への移行が加速する見通しとなっています。
消費者が買い物をするタイミングが分散化しています。全米小売業協会の調査ではすでに先週時点で、半数以上の消費者がホリデーショッピングを開始したとしています。今年はブラックフライデーからクリスマスまでの日数が少ないこともあり、一部の小売企業はブラックフライデーを待たずにセールを開始しています。
この変化をとらえた企業、つまり早めにセールを開始し、さらにオンライン販売のインフラを強化している企業が今年の年末商戦の勝ち組となりそうです。ウォルマートは他社に先駆けて10月後半よりセールを開始し、合わせてオンライン販売では無料の翌日配送などの新たな施策を講じています。一部調査会社の分析では11月前半2週間のオンライン売上高は前年同期比51%増と主要小売企業でトップの伸び率になったようです。経営陣がブラックフライデーの重要性を強調しているターゲットも11月頭からオンライン販売で無料配送を実施していて、堅調なスタートを切っている模様です。
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