ディズニー・プラスの注目点は
2019年11月20日(水)Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
サービス開始初日に1000万人の契約者数を獲得したことが話題となりました。ネットフリックスの四半期での獲得契約者数の最高が今年1-3月期の960万人で、これを上回る数字を24時間で達成したことになり、予想以上の人気の高さがうかがえます。
競争激化を懸念する声もありますが、ウォールストリートジャーナルの調査ではアメリカ人は動画配信サービスに月々平均44ドルを支出し、平均3.6件のサービスに加入するとの結果が出ています。ディズニー・プラスはネットフリックスと顧客を取り合うのではなく、むしろ共存して、動画配信サービス市場全体が拡大していくといえそうです。
ディズニーは5年間は投資が先行する時期としており、5年後の2024年度に契約者数が6000万から9000万人、収支も黒字化するとの見通しを示しています。投資家としてもしばらく動画配信サービスの契約者数に注目することになりそうです。まずは10-12月期のアメリカを中心とした契約者数、そして3月末にヨーロッパで開始されるサービスの数字が4-6月期決算で明らかになります。それまでは期待が先行して、株価も堅調に推移するとみています。
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