上昇余地あり、その根拠は
2019年11月14日(木)Newsモーニングサテライト
野村グループ 草田裕紀さん
上昇基調が続く可能性が高いと考えています。今回は金利上昇局面での株高ということで、2017年とよく比較されますが、S&P500指数構成銘柄の中で、52週高値を更新している銘柄の比率を比べると、2017年よりも低く、高値更新銘柄が全体に広がっているわけではありません。ただ、多くの銘柄は高値まであと3%以内にあり、今後、高値更新銘柄が増えることで、相場全体が上昇する可能性があります。
金利上昇を前提に考えると、銀行などのバリュー株はもちろん小型株も恩恵を受ける可能性が高そうです。小型株中心のラッセル2000指数を大型株中心のラッセル1000指数で割った数字は大型株優位でした。
アメリカの10年債利回りの動きと連動していて、金利低下とともに大型株優位の展開が続いてきたことがわかります。金利が上昇局面に入ったとすれば、今後、小型株が盛り返していくと考えられます。ラッセル2000はすでにテクニカル的にも上昇の兆しが見られていて、米中問題はありますが、大型株に対して優位な展開を予想しています。
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