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株式市場の物色に変化

2019年11月21日(金)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん

落としは年初からソフトウェアやセキュリティ、フィンテックといった特定のテーマを持つ企業に買いが集中しました。8月以降にそれらの企業の株価が下落していましたが、再び持ち直しつつあります。
マクロ、ミクロ両面で不透明感が残る中で、指数が最高値圏にあることで上昇銘柄を順張りで買うのではなく、出遅れ株を買いたいというニーズが高まったためです。そこで、下落していたテーマ株が見直されました。通常、このような場合は割安株が買われやすいのですが、8月以降に割安株が一貫して買われてきたため、バリエーションが割高になってしまったこともテーマ株への物色に拍車がかかりました。
このトレンドは不透明感が残っているから生まれた現象であることに注目です。仮に米中交渉が妥結に向かい、不透明感が薄まれば、指数全体を買うという物色へとがらりと変わると思います。そうなれば、時価総額の大きい企業が買われる傾向が強くなります。以上のことを踏まえると、テーマ性を持つ銘柄で、かつ時価総額が巨大な企業は物色が変化したとしても、変わらず選好されやすいと考えられます。例えば、マイクロソフトやビザが該当するでしょう。

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