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クラウデッド傾向の強い株は

2019年12月5日(木)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん

クラウデッドトレードという言葉です。クラウデッドというのは混みあった、満員のといった意味で、年々、投資資金が一部の取引に集中する傾向が高まっています。今年、最もクラウデッドだったのは米国債、次がハイテク株となっています。昨年はFAANG株がこぞって買われ、集中が進み過ぎた結果、12月の下げがきつかったように、行き過ぎは要注意です。
昨年12月は利上げ懸念で、巻き戻しが起きましたが、今は金融政策が緩和なので、まったく状況が違います。確かにハイテク株指数は年初来4割近く上昇し、利益確定が出やすいタイミングですが、バブルにならないためにはガス抜きも必要です。また、来年は利下げの効果で、企業業績も上昇基調を取り戻すと予想され、リスク回避で債券に集中していた資金が株に戻るとみられます。
市場は15日の関税は再延長されると想定していますが、この見通しが揺らいだ場合の株価の下げは3~5%とみています。来年にかけて、債券から株への資金ローテーションが進むと大きな受け皿が必要となりますので、IT株に調整が入った時は買いのチャンス、投資妙味が大きいと考えています。

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