アメリカ年末商戦を分析
2019年12月3日(火)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
製造業が不調の中でも個人消費が支える形で堅調な年末商戦になる見通しです。例年の傾向はずっとそうですけれども、オンライン販売が好調で、アドビ・アナリティクスによると、今日、サイバーマンデーの売上は前の年に比べて19%増になる見通しが立っています。
特に去年秋くらいまではいわゆるアマゾン効果といって、多くの小売企業がアマゾンによって、競争に負けて淘汰されていくのではないかという状況だったんですけれども、この1年ぐらい、状況が変わってきているんですね。S&P500小売業指数とアマゾンの株価を比べると、この1年はその他の小売の方がパフォーマンスがよくなっていて、小売企業のほうもアマゾンに対して対策を工夫してやって、その結果が出てきている状況だと思います。
今年は例年にも増して家電商品への注目度が高くなっています。アップルのiPhone11ですけれども、一部売り切れとなる小売店が出ていると報道されています。手ごろな価格ではノイズキャンセル機能付きのAirPods Pro、10月末に発売になりましたけれども、こちらの人気商品になるのではないかといわれています。それからゲーム機ですね、任天堂のNintendo Switch Liteですね。9月の終わりに発売になりましたけれども、これが今、トップを走っていて、次にマイクロソフトのXboxなんかが人気になるのではないかといわれています。
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