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クラウドの次はエッジ

2019年12月13日(金)Newsモーニングサテライト

岡三証券NY 𠮷田拡司さん

アマゾンは各国の通信会社と提携して5Gを利用したエッジコンピューティングサービスを提供すると発表しました。エッジコンピューティングとは遠隔にあるクラウド上のサーバーに一旦データを集めて処理するクラウドコンピューティングと異なり、ユーザーに近いサーバーや端末自体でデータを処理する技術です。データの処理を分散し、通信量を減らすことで、より迅速にデータを処理することができます。
例えば、自動運転の分野ではブレーキをかけるときに瞬時の判断が必要ですが、クラウド上のサーバー経由で情報を処理しようとすると、判断が遅れ、致命的な事故につながる可能性があります。エッジコンピューティングを使うことで、タイムラグを軽減できるほか、建設機械の遠隔操作など多くの分野で活用が期待されています。
アマゾン同様、クラウドサービスを提供するマイクロソフトは11月にAT&Tとエッジコンピューティングのサービスを提供すると発表しました。また、アルファベットもエッジコンピューティングのデバイス向けAIチップ、HTPUを独自開発するなど業界の動きは活発です。自動運転など将来有望な市場に深く関係するだけに、今後の競争が一層激しさを増していくとみています。

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