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アメリカ人口動態に注目するワケ

2020年1月16日(木)Newsモーニングサテライト

東海東京証券アメリカ 手塚理恵さん

アメリカ人口動態に注目するワケ
去年の調査ではニューヨーク州などの北東部で減少が見られ、全国規模での人口増加率は減少していましたが、テキサス州などの南部では増加しています。
人口の変化は多くの業界で影響をもたらすため、長期的な投資を考えるうえで無視できず、特に建設業界においては重要な要素です。人口が増加すれば、当然ながら新しい家が建ち、学校や道路、オフィスなど様々な分野で投資が行われることになるからです。中でも人口動態に左右されやすいのが建設資材メーカーで、建設資材の消費量と人口には高い相関関係がみられています。建設関連の中でも住宅建設業者は全国的に展開可能なのに対し、住宅や道路などに使われるセメントに混ぜられる砂利などは輸送コストを考えると、遠くの会社から購入することが少ないためです。その点、人口が増加している地域に基盤がある建設資材メーカーは長期的に有望であると考えられます。例えば、バルカン・マテリアルズやマーチン・マリエッタは株価はこのところやや軟調に推移していますが、アメリカ南部の売上比率が他社よりも高いため、長期的には期待できると考えます。

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