今年の米株 注目アノマリー
2020年1月7日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん
今年の米株 注目アノマリー
昨年、アメリカ株は年間で28%上昇しましたが、20%以上上昇した場合、その翌年も上昇するというアノマリーがあります。1950年以降のS&P500指数を調べると、勝率は8割以上、平均上昇率は11%とかなり強い傾向があります。株価上昇の角度が鋭くなると、買い遅れた市場参加者が増え、彼らが買いに転じることで上昇相場長くなるためだと考えられます。
大統領選の年は株価が上がりにくいというものです。株価が最も上がりやすい大統領選の前年と比較すると、平均上昇率は半分以下になります。政局不透明感が高まることが背景といわれていますが、この中には年間で約4割急落したリーマンショックの2008年が含まれ、この1年を除くだけで、平均上昇率は大きく跳ね上がります。現在のところトランプ氏再選が高いことを鑑みても、過度な不安を抱く必要はないと考えています。
今月半ばから本格化する10-12月期の決算発表です。増益率がプラスに回復するのか、そして、20年通期の見通しで米中交渉の進展などの追い風が確認できるのか、この二つが株価上昇継続の試金石となりそうです。
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