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株価急落の背景 今後は?

2020年2月25日(火)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん

株価急落の背景 今後は?
半導体やIT主力株に利益確定売りが出ています。足元、グロース株への一点集中が進んでいましたので、3%から5%の調整は健全です。テスラ株やビットコインの高騰など市場全体がやや過熱気味なことは広く認識されていましたので、投資家は冷静で、パニック感はありません。
FRBのクラリダ副議長が6月に短期債購入を縮小することを示唆したのに続き、複数の連銀総裁からFRBによる市場迎合を否定する発言があり、流動性期待が後退しました。ここまで市場は新型肺炎拡大で、アジアを離れた資金がドル資産に向かうという流動性シナリオで一本調子に上昇してきましたので、過度な楽観をけん制する動きです。ただ、実際に景気が悪化すれば、利下げで対応すると思います。
相場は楽観と悲観の波を繰り返しますが、重要なのは金融政策と企業業績です。結局、新型肺炎の影響は限定的で、企業業績は2021年に向けて11%増益が見込まれています。アメリカのIT主力株は中長期的に世界を変える力を持っていますので、短期的な調整は投資のチャンスと考えます。

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