アメリカ単元未満株に注目
2020年2月12日(水)Newsモーニングサテライト
野村グループ 草田裕紀さん
アメリカ単元未満株に注目
アメリカでは1株単位から取引所での売買が可能で、売買の1単元である100株に満たない単元未満株に注目しています。単元未満株の取引数が取引全体に占める割合は1年ほど前から増加のペースが加速しています。株価の上昇で、単価が高くなっていることがひとつの要因と考えられ、単価の安い低株に比べ、値がさ株ほどその割合が大きくなっています。
アメリカの各証券取引所は最も高い買い注文の値段と最も安い売り注文の値段、つまり最良気配を配信していて、投資家はそこから統合された全米の最良気配の情報を得ています。しかし、この情報には単元未満株の情報は含まれず、株価は単元未満株の気配を知ることができません。
去年10月に全米の気配状況を提供するSIPが一部の単元未満株のオーダー情報も気配情報に含めるとの提案を公表し、意見を募りました。また、1月には大手証券会社が1000分の1株単位で取引ができるサービスを発表していて、今後もアメリカにおける単元未満株取引が存在感を増していきそうです。
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