カテゴリー

最近のコメント

« 2020年3月 | トップページ | 2020年5月 »

2020年4月

FRB政策 市場の評価は?

2020年4月30日(木)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん

FRB政策 市場の評価は?
声明文における最大の変化は新型コロナウイルスが中期的に大きなリスクになると言及したことです。実質的なゼロ金利政策と量的緩和をしばらく継続するというFRBの覚悟を示唆しています。
2月以降のFRBの行動は迅速かつ大規模で市場の期待に大いに応えていると思います。特に金融市場への流動性の供給が凄まじく、国債、地方債、社債から住宅ローン担保証券、マネーマーケットファンドまで幅広い分野に資金を供給しているうえに、パウエル議長からはまだできることはあるとの見方が示されています。FRBのバランスシートは昨年末からおよそ1.5倍に膨らんでいます。足元の株式市場が反発を強めているのはFRBが金融政策によって信用不安を抑えていることが土台になっています。その土台があるため、企業業績の復調や経済活動の早期再開などファンダメンタルズの変化に目を向けることができるというわけです。
新型コロナウイルスの終息後もアメリカ経済が本格的に持ち直す2021年にかけてFRBの金融緩和が継続すると期待しています。

自校に最適な選抜方法を自らの責任で確立すべき

混乱が続く大学入試改革について文部科学省の検討会議の委員でもある日本私立中学高等学校連合会の吉田晋会長(富士見丘中学高等学校校長)は、直前の延期を批判する一方で、大学は入試の原点に戻り、自校に最適な選抜方法を自らの責任で確立すべきだと指摘する。

フレックスタイム制が大企業中心に復活

運用企業が減る一方だったフレックスタイム制が、大企業中心に復活している。
コアタイム廃止で社員が使いやすいよう改良したことが特徴だ。
働き方改革への対応と、社員の生産性向上の両立を狙うが、そのためには日本的職場風土の払拭が欠かせない。

米株の上昇局面はまだ先?

2020年4月28日(火)Newsモーニングサテライト

SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大関千尋さん

米株の上昇局面はまだ先?
S&P500指数は3月23日の安値からおよそ28%上昇とアメリカ株は戻り歩調を続けています。ただ、S&P500指数やダウ指数は上昇トレンドに回帰し、直近高値を目指す局面はまだ先になるとみています。
株価の上昇は特定の銘柄やセクターに偏っている点に注意が必要です。今回の回復は一部の大手ハイテク銘柄やヘルスケアセクターなど新型コロナで特需が発生した銘柄が主導しています。その中でも目立つのがアマゾンで、先週末時点の時価総額はS&P500一般消費財セクターのおよそ40%を占めるまで拡大しています。一方で、S&P500指数と景気敏感株で構成される指数で比較すると、過去の回復局面では経済の回復を織り込んで、先行して上昇する傾向にあった景気敏感株が相場を牽引できていない状況が確認できます。本格的な上昇局面を迎えるには悪材料の出尽くし感がもう一段強まる必要がありそうです。

デジタル技術で業界に古くからある規制や慣行に挑んでいる

調剤薬局大手のクオールホールディングス(HD)がデジタル技術で業界に古くからある規制や慣行に挑んでいる。
薬を対面でなく最寄りの駅のロッカーで受け取れるようにしたり、薬剤師の一部業務を自動化したりと、いずれも既存ルールの下ではやりにくい試みだ。
調剤薬局は医療費抑制に動く国策で業務量は増え続ける一方、人手不足もあり成長維持が難しい。
「ガラパゴス」化した業界に一石を投じることができるか。

人工衛星の観測データを使って漁業を効率化

人工衛星の観測データを使って漁業を効率化する取り組みが広がっている。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は地球観測衛星「しきさい」で調べた海水温などのデータを提供。
魚が多い漁場の予測や養殖魚の餌の量を調節するのに活用され「深刻化する担い手不足を補える」と漁業者らに好評だ。
農業分野でも今後、利用が進む可能性がある。

巨大IT企業の規制強化に向けた新法案

政府はデジタル市場競争会議で、巨大IT(情報技術)企業の規制強化に向けた新法案の概要を決めた。
透明性を高めるため対象企業に取引状況の定期報告を義務付け、政府がこれを評価して公表する。
一方、禁止する行為を具体的に明示することは見送る。
民間の技術革新を阻害しないようにしつつ、変化の激しいデジタル市場に対応できる柔軟な規制にする狙い。
欧州の考え方にならった規制の枠組みだが、政策の実効性が課題になる。

2019年時点で3700カ所を超えた子ども食堂

子どもに無料または安価で食事を提供する「子ども食堂」。
ここ数年で全国に広がり、2019年時点で3700カ所を超えた。
食事が十分でない子どもを一時的に預かって食事を提供する場所という側面がある一方、地域の交流拠点としての役割も強まっている。
専門家は「地域と子どもをつなぐ場になり得る」と期待する。

外食株に底打ちの兆し?

2020年4月24日(金)Newsモーニングサテライト

マキシム・グループ 久野誠太郎さん

外食株に底打ちの兆し?
レストランや外食株に注目しています。店舗が閉鎖されるなど大きな打撃を被りましたが、徐々に業績が回復しています。今週、決算を発表したチポトレは市場予想を上回り、3月後半に大きく落ち込んだ既存店売上高は4月に入って底打ちの兆しを示しています。ドミノピザは予想売上高が市場予想を下回りましたが、4月に入ってからは7.1%増え、回復を見せています。
消費者が家庭での料理に飽きてきたことや政府による現金支給が支払われ始めたことで、デリバリーやテイクアウトの需要が増えています。実際、チポトレのアプリなどデジタル経由の売上高は81%増加しました。デジタル分野へのこれまでの投資の結果が現れたほか、外出規制に合わせて、配達料を無料にしたことなども影響したとみられます。来週にはスターバックスやマクドナルドの決算発表が予定されており、デジタル投資の恩恵が業績に反映されるのか注目しています。

高齢者向けの金融商品の勧誘・販売ルールを見直す

金融庁は高齢者向けの金融商品の勧誘・販売ルールを見直す検討に入った。
現在は75歳以上だと商品の販売には支店の課長など役職者による事前承認が必要で、80歳以上なら翌日以降にしか契約できない。
新しいルールでは個々人の認知能力に応じて柔軟に対応し、例えば80歳以上でも当日に契約できるようにする。
長寿化が進むなか、「年齢」が一律に投資のハードルになっている現状を改め、高齢者の資産形成を後押しする。

アメリカ原油在庫増加の見方は

2020年4月23日(木)Newsモーニングサテライト

野村グループ 草田裕紀さん

アメリカ原油在庫増加の見方は
先週の発表に続き1500万バレルの原油在庫の増加が確認されました。原油の貯蔵の稼働率を見ると、全米では6割ほどですが、先日、5月物がマイナス圏に突入したWTI先物の主要な受け渡し場所であるオクラホマ州クッシング地区の貯蔵施設は稼働率が急上昇し、8割に近づいています。したがって、WTI先物は限月交代が近づくと、値動きが荒くなる可能性があるとみています。
ただ、ガソリン消費の動向を見ると、先週から小幅ですが持ち直しが見られます。本日、ムニューシン財務長官は原油価格は8月までに1バレル30ドルに達するだろうと発言、また、トランプ大統領も一部の州では経済活動が安全に再開していると強調しました。エネルギー株は直近の原油急落時も相対的に堅調で、経済再開による需要持ち直しのタイミングをどう見るかが最大のポイントといえそうです。

特定の1社からの受注が仕事の大半を占める名ばかりフリーランス

企業などの組織に属さない働き方が広がるなか、特定の1社からの受注が仕事の大半を占める「名ばかりフリーランス」の保護を巡る議論が遅れている。
国内のフリーランスのうち4割がこうした働き方をしているが、対象の定義などの議論が2年以上続く。
制度整備の遅れは、政府が目指す多様な働き方実現の足かせにもなりかねない。

アメリカ半導体企業決算の注目点

2020年4月22日(水)Newsモーニングサテライト

米国みずほ証券 川尻賢弥さん

アメリカ半導体企業決算の注目点
台湾の半導体受託生産大手、TSMCが先週の決算で発表した見通しに注目しています。TSMCは次の4-6月期について、新型コロナウイルスの影響で、モバイル需要が弱いとしながらも、5Gインフラ投資や高性能コンピューティング向け製品の強さが支えになるとしています。また、個別の設備投資額も下方修正することなく、従来の数字を据え置いています。
TSMCは半導体受託生産の市場シェアの半分以上を有し、その業績はテクノロジー需要の強さを測る一つのバロメータとみなされています。今回、先行きが見通しづらい中でも、TSMCが前向きな姿勢を崩さなかったことは製造装置メーカーなどその他の半導体関連企業にとってもポジティブといえるでしょう。
今年初めに電子機器のアップルがTSMCへの半導体の発注を拡大しています。今年秋にアップルが発表するとみられる新しいiPhoneは新型コロナウイルスの影響から、発売が延期されると報じられていましたが、今回のTSMCの決算から考えると、新型iPhoneの販売が大幅に遅れることは想定しにくいでしょう。短期的なスマートフォンの需要は弱いようですが、年間を通じて需要が後ずれしただけと考えれば、長期投資の観点から注目できるとみています。

ドラレコの店頭での売れ筋価格が上昇

ドライブレコーダー(ドラレコ)の店頭での売れ筋価格が上昇している。
量販店での売れ筋は1台2万~3万円前後で、最近1年で1万円ほど高くなった。
あおり運転による事故に注目が集まるなか、自己防衛の手段として購入するドライバーが増えた。
前方だけでなく、後方や横方向、車内まで撮影できる高機能品の販売が好調だ。
ドラレコ各社は増産に動き出している。

アメリカ失業保険申請増 どう見る?

2020年4月21日(火)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん

アメリカ失業保険申請増 どう見る?
1カ月で全就業者の7人に1人が失業と恐慌並みの数字となっていますが、背景には過去最大の救済策により、失業保険が大幅に強化されていることがあります。失業者の受給額は州ごとに異なり、通常、全米平均は1週間分としておよそ387ドル、ニューヨーク州は最大504ドルですが、今回さらに連邦政府から7月末まで600ドル上乗せされます。
給付はロックダウンで強制閉鎖を強いられた小売り、レストランなどで失業した人にとって非常に手厚い内容となっています。州からの失業保険の給付期間もニューヨーク州の例では通常、26週間ですが、13週間延長され、年末あたりまで続きます。これだけ手厚いために申請が殺到している面もあり、また、市場の目は経済活動再開に移りつつあるため、これまでほど材料視されない可能性もありそうです。

若手研究者支援の総合対策案

政府がまとめる若手研究者支援の総合対策案が明らかになった。
博士課程の大学院生を対象に、希望すれば奨学金などで生活費相当額を支給して研究に集中できるようにする。
企業に協力を求め、理工系の博士号取得者の採用者数を2025年度までに16年度比で1千人増やす。
若手研究者ら「ポスドク」を取り巻く環境を改善し、研究力の強化につなげる。

自家用車で住民を有償運送できる現行制度を改正

国土交通省は2020年度中に、過疎地など「公共交通の空白地域」対策として自家用車で住民を有償運送できる現行制度を改正し、観光客らも対象に加える方針を決めた。
過疎地でのバスやタクシーの撤退が広がる中、住民に限らず観光客らの運送も認めることで利用者増を図り、自治体などが運営する同制度を維持したり交通事業者の新規参入を促したりする。

第80回 皐月賞 コントレイル

2020年4月19日(日曜) 3回中山8日
発走時刻:15時40分
第80回 皐月賞
3歳オープン(国際)牡・牝(指定)定量
コース:2,000メートル(芝・右)
実況:小塚歩さん

無敗対決はコントレイルに軍配。4戦4勝で皐月賞を制しました。7番サリオス、1番コントレイル、無敗のGⅠ馬の一騎打ち。最後はコントレイル。その後3着は16番ガロアクリークが伸びてきてどうやら3着。その後8番ウインカーネリアンも頑張っていました。時計は2分0秒7、稍重のコンディション。やはり例年よりも時計を要しました。1番コントレイル、7番サリオス、去年暮れのGⅠを制して、いずれもが今年初戦。狙いすました1冠目を取ったのはコントレイルでした。福永祐一騎手は皐月賞初制覇で、これでクラシック完全制覇となります。2着が7番サリオス、3着16番ガロアクリーク、4着8番ウインカーネリアン、サトノフラッグは5番手での入線です。勝ちタイム2分0秒7、上りはゴールまでの800mが48秒0、600mは35秒8でした。
福永祐一騎手、デビュー25年目。皐月賞は18回目の騎乗で、これまで2着が4回ありました。皐月賞は初めての制覇で、史上11人目のクラシック完全制覇です。お父さんの福永洋一騎手は1977年、ハードバージで勝っていて、なんと43年越しの親子制覇ということになりました。去年に続いて4戦4勝、無敗の皐月賞馬の誕生です、コントレイル。まずは1冠目を制して、この後のさらなる活躍が楽しみとなりました。

国産丸太の輸出価格が下落

スギなど国産丸太の輸出価格が下落し、3年2カ月ぶりの安値となった。
米中貿易摩擦の長期化に伴い輸出の約8割を占める中国の景気減速が鮮明となり、工業製品の梱包材向けなどの需要が鈍った。
安価な欧州産の木材が大量に中国に流入して需給が緩んだことも一因だ。
国の国産材振興の流れもあって拡大が続いた木材輸出だが、2019年は丸太は3年ぶりに前年実績を割り込みそうだ。

医療費のムダを減らす節薬バッグ運動

患者が飲み忘れなどで服用しなかった残薬を活用して、医療費のムダを減らす「節薬バッグ運動」が各地に広がっている。
薬局などで患者に回収袋を配り、自宅で余った薬の持参を促す取り組みで、薬剤師による適切な服薬の指導を受ける機会にもなる。
全国に波及すれば年間3300億円の薬剤費を削減できるという推計もあり、さらなる普及に期待がかかる。

日本は円高不況に?

2020年4月17日(金)Newsモーニングサテライト

ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん

日米経済対策の違いは?
ニュースなどではアメリカの経済対策は230兆円、日本は108兆円規模と伝えられましたけれども、実際にはアメリカは財政支出230兆円というのは合っていますが、日本の財政支出の追加分は17兆円に過ぎないので、日本は数字を大きく見せようとする、非常に不誠実な発表の仕方だったと思います。日米経済対策の規模を対GDP比でみると、財政支出の追加分では3倍以上の開きがありますし、アメリカの場合、連銀による流動性供給を入れれば、GDPの3割近くに及ぶという非常に大きな規模です。

日本は円高不況に?
リーマンショックの後を思い出していただきたいんですけれども、ドル円の水準は110円を割ったところでほとんど変わらなかったですけれども、FRBによる積極的な流動性供給を受けて、その後、数年にわたる大幅な円高につながったのは記憶に新しいと思います。FRBは雇用の最大化が使命の一つですので、今回も雇用が安定するまでは流動性の供給を徹底していくはずです。これだけドルが供給されると、時間をかけてドルの価値が下がっていくのは当然だと思います。ですので、今回も日本がこれに対抗する形で積極的に実質金利を下げていくような政策を取らない限り、ドルの実質的な価値が目減りしていって、当時同様、円高を通じて日本に不況が輸出されるというリスクが考えられると思います。

中小企業の請求書をオンラインで買い取って資金を提供

金融とIT(情報技術)を融合させるフィンテックのスタートアップ企業が、中小企業の請求書をオンラインで買い取って資金を提供するサービスを広げている。
事業開始から2年間で累計150億円まで増えた事例もある。
人工知能(AI)でデータを分析し、対面でのやりとりを省いて短時間で提供する。
新興勢が中小の資金繰りを支える構図だ。

今後の相場 方向性は?

2020年4月16日(木)Newsモーニングサテライト

 

大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん

 

今後の相場 方向性は?
今週に入って相場の潮目が変わったと感じています。主力大型株で構成されるS&P500指数と中小型株のラッセル2000のパフォーマンスを比較すると、2月半ばから3月半ばまでは一貫して主力大型株優位、そこから先週までは相対的に中小型株優位でした。これは新型コロナウイルスの感染拡大ペースと重なっています。感染拡大が加速した期間は安心感がある主力大型株が相対的に底堅さを見せ、感染拡大が鈍化すると、売られすぎたレジャー、消費株など中小型株の買い戻しが起きました。現在は第3の局面、すなわち主力大型株が再び買われる局面に入ったとみています。
今後の注目点が経済活動の再開時期にシフトしたことで、投資家がウイルスにより実体経済や企業業績がどれだけダメージを受けたか、どの程度で復活するかを測定しようとし始めたためです。その点で、今週始まった決算は打ってつけの材料で、例えば、主力大型株の多くを占めるIT株は業績の下方修正率が全体よりも緩やかなため、ダメージの浅い企業が多く、物色が集まりやすいと考えられます。

 

インターネットで同時に配信するサービスNHKプラス

NHKが4月からテレビ放送をインターネットで同時に配信するサービス「NHKプラス」を始める。
総務省の要請で配信時間は1日18時間に縮小するが、大半の番組が対象となる。
放送と通信の垣根が低くなり、米ネットフリックスなどと余暇時間の奪い合いが激化する。
規制と税制の両面で優遇されたNHKの肥大化懸念を抱えながら、民放やネット新興勢も交えてコンテンツ競争は大きく変わりそうだ。

アメリカ金融決算を分析

2020年4月15日(水)Newsモーニングサテライト

SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大塚祐貴さん

アメリカ金融決算を分析
JPモルガンは純利益が前年同期比で68.8%減となりました。市場のボラティリティ上昇を背景に債券と株式のトレーディング収入は32%の増加と好調でしたが、新型コロナウイルスの悪影響によるクレジットカードや事業会社の信用損失に備えた引当金を68億ドル積み増したことが響いています。ウェルズ・ファーゴも同様に引当金を31億ドル積み増したことを背景に純利益は前年同期比88.9%減となりました。
引当金の規模が一部の市場予想を上回る額となり、新型コロナウイルスが個人及び幅広い業種の法人顧客に悪影響となっていることが示されました。また、通期の純金利収入見通しではJPモルガンが従来予想から下方修正し、ウェルズ・ファーゴは従来予想を撤回することも悪材料となっています。政府やFRBがすでに打ち出している経済対策が功を奏することになれば、悪影響は一時的かもしれませんが、原油価格の急落による石油ガス企業の資金繰りの悪化は原油市場が落ち着くまで改善しない可能性があり、注意が必要とみています。

官民が保有する物流、自動運転などのデータの共通ルールづくり

政府は官民が保有する物流、自動運転などのデータについて、分野を横断して活用するための共通ルールづくりに動き出す。
位置情報などを同じ基準でまとめるようになれば、データの量も質も向上する可能性がある。
13分野を重点に2020年度中にもルールの内容を定め、ビッグデータ分析の基盤整備につなげる。
豊富なデータを生かす中国などに対抗する。

アメリカ自動車が苦戦 活路は?

2020年4月14日(火)Newsモーニングサテライト

米国みずほ証券 兼松渉さん

アメリカ自動車が苦戦 活路は?
世界各国の工場閉鎖やサプライチェーンの問題などアメリカの自動車メーカー各社も生き残りに必死で、新車の開発などにも遅れが出てきています。例えば、フォードではアメリカの車好きが注目していた待望の新型車、ブロンコ・スポーツの担当者が人工呼吸器の設計などに充てられたことなどから、販売開始が当初の予定から遅れる見通しとなっています。
目先のところは予想されますが、最近の業界動向については前向きの見方もあります。先日、米国みずほ証券が主催したバーチャルセミナーに出席した業界関係者からは輸送関連業における社会的距離の推奨や運転手不足などの問題から自動運転トラックの導入を急ぐべきだという声もありました。また、将来再びパンデミックが発生した場合、乗客のいないバスを人間が運転するのでは採算が合わないので、自動運転バスを導入する必要があるといった声も聞かれています。新型コロナウイルスにより社会のニーズが大きく変わったことは今後の自動運転技術の進歩にとって普及の追い風になるとも考えています。

五十数本の法案を提出、過去最少水準

政府は通常国会に五十数本の法案を提出。
過去最少水準となる見通しで、高齢化やデジタル社会に向けた国内外の構造変化に対応する法案が目立つ。
社会保障制度の支え手拡大のため、中小企業で働くパート労働者に厚生年金への加入を義務づける年金改革法案などが目玉となる。
次世代規格「5G」の通信網構築の促進策や税制面の措置を講じる。

送配電網の維持費用を誰が負担するか

再生可能エネルギーの普及に向け、費用負担のルールを決める議論が紛糾している。
焦点は送配電網の維持費用を誰が負担するか。
普及させるには国民負担をできるだけ減らす必要があるが、新たなコスト負担を強いられる見込みが濃厚な再エネ事業者側からは、海外勢を含めて「後出しじゃんけん」との非難が噴出。

第80回 桜花賞 デアリングタクト

2020年4月12日(日曜) 2回阪神6日
発走時刻:15時40分
第80回 桜花賞
3歳オープン(国際)牝(指定)定量
コース:1,600メートル(芝・右 外)
実況:米田元気さん

ガッツポーズを見せました9番デアリングタクト鞍上松山弘平騎手、3戦3勝、鮮やかにデビュー3戦目で桜花賞制覇。40年ぶりの快挙です、9番デアリングタクト。タイムは1分36秒1、重馬場でも関係ありませんでした、その末脚、9番デアリングタクト。17番レシステンシア、懸命に粘りましたが、その外から9番デアリングタクト、捕らえました。あとは3番スマイルカナ、これも粘っての3着。その後ろ、11番クラヴァシュドールです。タイムは1分36秒1、上がりタイムゴールまでの800mは49秒6、600mは38秒1です。
9番デアリングタクト、鮮やかに3戦3勝、桜花賞制覇。2着17番レシステンシア、3着3番スマイルカナ、道中後方にいました9番デアリングタクト、逃げていた2頭、17番レシステンシアと3番スマイルカナ、これも粘っていましたが、鮮やかに捕らえ切って突き抜けました9番デアリングタクトです。

パソコンの世界出荷台数が8年ぶりに前年実績を上回った

パソコンの世界出荷台数が8年ぶりに前年実績を上回ったことが明らかになった。
米調査会社のIDCによると、2019年の出荷は前年より2.7%多い2億6669万台だった。
米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」のサポート終了を控え、企業が一斉に更新に動いたことが需要を盛り上げた。

インターネットを対象にした視覚障害者のバリアフリー対策

米国でレストランやホテル、商業施設などでインターネットを対象にした視覚障害者のバリアフリー対策が広がっている。
大手宅配ピザチェーンがネットの注文サイトを盲人も使えるような仕様にしていなかったことで訴訟が起き、最高裁に持ち込まれたのを背景に、米企業が公共施設やネットを障害者も平等に利用できる権利の保護に動き出した。

相場は上昇トレンド回帰?

2020年4月10日(金)Newsモーニングサテライト

野村グループ 田部井智春さん

相場は上昇トレンド回帰?
確かに短期的には上昇しているんですけれども、上昇トレンド回帰と捕らえるのは時期尚早かと考えています。今週はFRBの大胆な緩和措置やサンダース上院議員の大統領候補指名争いからの撤退表明、OPECプラスの協調減産に合意したとの報道などポジティブ材料がセンチメント改善を買いで反応したという格好です。ただし、新型コロナウイルスによる経済データがどこまで長期化するのか、依然として予測困難なことから新たなネガティブ材料が顕在化すれば、戻り売りが生じる可能性が高いとみています。しばらくは一喜一憂するレンジ相場が継続すると予想しています。
銀行などを中心に決算発表が始まりますが、決算結果そのものよりも経営陣のコメントや4-6月期の決算、通期のガイダンスがどれほど下方修正されるのかに対して、通常よりも注目度が高まるのではないかと考えています。株価が急激な上昇を演じているだけに、個別企業のネガティブ材料が重なった場合は相場が巻き戻す可能性もあると考えていますし、決算発表を受けて個別銘柄の選別が一層進むのではないかと考えています。

事前放流をしやすくする新制度

水害が多発するなか、国土交通省は2020年度中に、台風や豪雨の前にダムの水位を下げておく「事前放流」をしやすくする新制度を始める。
放流後に発電や水道などに必要な水量を確保できなくなった場合、それに伴う利水権者の損失を補償する。
事前放流を効果的に行い、既存ダムの貯水力を高めて下流の河川の氾濫や堤防の決壊を防ぐのが狙いという。

経済回復のペースは?

2020年4月9日(火)Newsモーニングサテライト

SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大関千尋さん

経済回復のペースは?
ブルームバーグ通信が集計した都市封鎖後の感染者数の推移は感染拡大が先行した中国やイタリアではいずれも都市封鎖から2週間程度で感染ペースが鈍化する傾向があります。アメリカでも感染ペースが鈍化し始めた傾向が確認でき、今後、収束する方向に向かう可能性があるとみることもできます。
中国50都市におけるモバイル端末の位置情報に基づくエコノミック・リカバリー指数を見ると、中国国内の平日の活動は感染者数が鈍化し始めてからおよそ2カ月で通常時の8割を超える水準まで戻しており、欧米も今後2カ月をめどにある程度持ち直すことが見込まれます。ただ、感染者数が40万人を超え、世界最多となったアメリカで感染拡大のペースが順調に鈍化していくのか、また、外出制限の緩和後に感染拡大の第二波が到来しないのかなど懸念はくすぶっており、先行きについては慎重に見る必要がありそうです。

1人あたり医療費が10%以上増えた

75歳以上が加入する後期高齢者医療制度を導入した2008年度から17年度までに、全国1741の市区町村のうち、半数の自治体で1人あたり医療費が10%以上増えたことが調査で分かった。
高齢者が増えれば国全体の医療費は増えるが、「単価」である1人あたり医療費が増えなければ伸び率は低くなる。
病床数が多いと単価が高くなる傾向があり、地域格差の検証が不可欠だ。

株価の注目は企業業績へ

2020年4月8日(水)Newsモーニングサテライト

マキシム・グループ 久野誠太郎さん

株価の注目は企業業績へ
株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大に減速の兆しが見られたことで、少しずつ落ち着きを取り戻しつつあるようです。引き続き警戒感は強いものの、今後はもうすぐ始まる企業決算シーズンへと注目が移っていくことになりそうです。
株価は明暗が分かれています。中でも注目のハイテク銘柄を比べてみると、S&P500指数が高値を付けた2月19日から今月6日までにアップルやアルファベット、フェイスブックは20%前後下落しているのに比べ、ネットフリックス、アマゾン、マイクロソフトは小幅な下げにとどまっています。
例えば在宅勤務や在宅学習に必要なクラウドコンピューティングの利用増加がクラウド部門の強いアマゾンやマイクロソフトへの期待を高めています。また、外出規制を受けて、映画やドラマをストリーミング視聴する人が増えていることはネットフリックスにとって追い風です。景気後退入りが予想される中、これらの企業がクラウド部門の増収や契約者数の増加によって現在の株価評価を正当化できるか、そして、今回の一時的な需要増加の後を見据えた強気な業績見通しを示せるのかという点に注目しています。

好業績下で人員削減策を打ち出す企業

好業績下で人員削減策を打ち出す企業が増えている。
2019年に早期・希望退職を実施した上場企業35社のうち、最終損益が黒字だった企業が約6割を占めた。
これらの企業の削減人員数は中高年を中心に計9千人超と18年の約3倍に増えた。
企業は若手社員への給与の再配分やデジタル時代に即した人材確保を迫られている。
業績が堅調で雇用環境もいいうちに人員構成を見直す動きで、人材の流動化が進む。

アメリカ外出制限の影響は?

2020年4月7日(火)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん

アメリカ外出制限の影響は?
生活必需品以外の閉店を余儀なくされた小売企業は発注のキャンセルなどに加え、手元資金を確保するため、銀行の借入枠を利用する企業が相次いでいます。また、経費削減策として従業員の一時解雇や設備投資の減額を行っており、eコマース強化のプロジェクトが遅れる可能性もありそうです。
企業によって明暗が分かれ、必ずしもユーザーの急増が売上につながるとは限りません。業界団体による先月末の調査では回答企業の24%がインターネット広告を完全に停止、46%が減額していて、実に7割の企業がオンライン広告を減らしています。ソーシャルメディア向け広告の減額幅は平均33%で、ツイッターやフェイスブックが売上高の弱さを示唆するなど実際に影響が出始めています。このような局面では新型コロナ終息後の世界がどのように変わるかを考え、優良企業への投資を継続することが重要です。

引きこもりの問題を戸別訪問で支援する自治体職員450人

厚生労働省は引きこもりの問題を戸別訪問で支援する自治体職員450人程度を全国に配置する。
元農林水産事務次官が引きこもり状態の長男を刺殺した事件では、周囲に相談をしないまま問題が深刻化した。
引きこもり状態にある本人への国の調査でも、5割強は関係機関への相談意向がなかった。
同省は相談員が自ら出向く支援体制づくりに乗り出す。

授業に対応できる教員をすべての公立校に配置できない

2020年度に必修化される小学校のプログラミング教育を巡り、全体の6.5%に当たる114市町村が19年度中に授業に対応できる教員をすべての公立校に配置できないことが、文部科学省の調査で分かった。
必修化を目前にして最低限の準備も整っていない実態があるとして、同省は担当者向けセミナーの開催や実践事例の周知を急ぐ。

第64回 大阪杯ラッキーライラック

2020年4月5日(日曜) 2回阪神4日
発走時刻:15時40分
第64回 大阪杯
4歳以上オープン(国際)(指定)定量
コース:2,000メートル(芝・右)
実況:山本直也さん

ラッキーライラックです。阪神11レース第64回大阪杯、制したのは5番ラッキーライラックです。2番手が外12番クロノジェネシスか、内が8番ダノンキングリー。この2頭の間を割って、鋭く抜けたのが5番ラッキーライラックです。5番ラッキーライラック、間を割って力強く抜けました。2番手が外12番クロノジェネシス優勢。内8番ダノンキングリーが3番手です。勝ち時計1分58秒4、上がり4ハロン45秒9、3ハロン34秒2でした。4番手11番カデナ、その後に4番ワグネリアンと続いています。
ラッキーライラック、エリザベス女王杯に続いて、GⅠ3勝目となりました。

減ってきた企業倒産が増勢に転じる

リーマン・ショックがあった2008年を直近のピークに減ってきた企業倒産が増勢に転じる見込みだ。
19年は1~11月の件数が約8千件。
通年で18年実績(約8200件)を上回り、20年も増加傾向が続く見通し。
バブル崩壊後に不動産関連などの倒産が相次いだ1990年代と異なり、後継者難から事業継続に行き詰まる事例が目立つ。
世界経済の減速懸念も重なり、少子高齢化といった構造問題が日本経済に重くのしかかっている。

公立小中学校の給食費がじわじわと値上がり

公立小中学校の給食費がじわじわと値上がりしている。
値上げを決めた自治体は「安い食材を使い工夫してきたが、食材価格上昇で給食費の維持は難しい」と訴える。
一方で値上げにより保護者の経済的負担は増す。
有識者からは、公費による給食費補助や低所得層への支援が必要だとの指摘も出ている。

株価の回復が早い銘柄は?

2020年4月3日(金)Newsモーニングサテライト

米国みずほ証券 川尻賢弥さん

株価の回復が早い銘柄は?
今週月曜日にはクレジットカード大手のビザが1-3月期の増収率の見通しについて、3月に入って2度目となる下方修正を発表しました。このような形で投資家の期待値を適切に引き下げることができる企業の方が、今後の決算発表における業績や見通しと市場予想の乖離が小さくなるとみており、市場が落ち着きを取り戻す局面においては株価持ち直しが比較的早くなるとみています。
在宅勤務の増加で恩恵を受けるクラウド関連やソフトウェア、インターネット関連については市場予想との乖離が相対的に小さい可能性があります。一方で、スマホ関連や5G期待で買われてきた企業の一部ではまだ市場が短期的リスクを十分の織り込み切れていない可能性があります。このため、今月半ばから本格化する決算の内容を確認したうえで、投資判断をした方が賢明だと言えそうです。

特定技能を取得するための業種別の技能試験で混乱

新しい在留資格「特定技能」を取得するための業種別の技能試験で混乱が起きている。
介護の試験の申し込みサイトではエラーが多発している。
外食業や宿泊業でも定員に達して応募を締め切った試験に多数の欠席者が出るなどしており、担当する厚生労働省などや業界団体は改善を急いでいる。

コロナ後見据えた投資戦略

2020年4月2日(木)Newsモーニングサテライト

ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん

コロナ後見据えた投資戦略
先月23日、ダウが安値を付けた時期の状況なんですけれども、先月、下落していたのは株式だけではなく、資産といわれるものすべてだったんですよね。これは明らかに追加証拠金を満たすための現金化の動きでしたので、金融市場がまともに機能していなかった中での安値だったといえると思います。FRBとか政府が大きく介入してきた現在とは大きく異なる状況だと思います。
新型コロナウイルスの状況次第なんですけれども、余程のことがない限り、次につける安値というのは前回の安値よりもずっと有利な投資機会といえると思います。ただ、注意しておくべきは歴史的には二番底というのは前の安値よりも高い時もあれば、割れることもあるということですね。
注目すべきは情報技術セクターだと思っています。多くのテクノロジー企業はバランスシートが強固なうえに、新型コロナウイルスの影響も相対的に軽微です。さらに金利に敏感ですので、低金利環境が続くとみられている中では有利だと思います。逆に避けなければいけないのはエネルギーですね。新型コロナウイルスが収束しても、原油価格の回復は鈍いとみられます。そして、商業用不動産に特化したREIT、不動産投資信託ですね。商業用不動産の需要が低下してくるとみられることから、時間差でデフォルトが増えてくる可能性があると思います。

13.0%に当たる233教委は教員の勤務時間を把握していない

全国の教育委員会のうち13.0%に当たる233教委は、所管する全ての学校で教員の勤務時間を把握していないことが、文部科学省が実施した学校の働き方改革の取り組みに関する調査で分かった。
国は教員の勤務時間を抑制したい考えだが、前提となる労働時間の把握に大きなばらつきがあった。

新型コロナ ワクチン開発は今

2020年4月1日(火)Newsモーニングサテライト

米国みずほ証券 兼松渉さん

新型コロナ ワクチン開発は今
ジョンソンエンドジョンソンはそれほどワクチンの開発に知られている企業ではないうえに、通常、ワクチンの開発のはだいたい5年から7年かかるとされていることもあり、良いサプライズ感もあると考えています。
大手ではバイオ医薬品のギリアド・サイエンシズに注目しています。これまで生命を危険にさらす疾患の患者に対して例外的に未承認薬の使用を認める制度に基づいて、抗ウイルス薬のレムデシビルを新型コロナウイルスの患者、1000人余りに提供してきましたけれども、今後は例外的な使用がさらに拡大される見通しです。米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は新型コロナウイルスへの有効性についてのデータが1カ月程度で示されるとの見通しを示しました。
まず、ジョンソンエンドジョンソンはこのワクチンを非営利事業とすることを明確にしていますし、ギリアド・サイエンシズもレムデシビルの価格についてはコメントを控えています。米国みずほ証券のバイオ医薬品アナリストはレムデシビルの売り上げ規模は年間20億ドルから30億ドルと予想していますが、ギリアド・サイエンシズ側は仮に新型コロナの治療薬として承認されたとしても、大きなビジネスチャンスにはならないとの見方を示しています。これらの治療薬の開発は企業の業績への貢献というよりも世界的に深刻化している新型コロナウイルスの問題解決に向けた安心感につながることが予想され、より広い意味での株価押し上げ効果が期待できると考えています。

RE100に加盟する日本企業が30社

事業に必要な電力を100%再生可能エネルギーでまかなうことを目指す、国際的な企業連合「RE100」に加盟する日本企業が30社に達した。
背景には、取引条件として環境対応を重視する顧客の要望がある。
ただ実績では欧米勢に大きく後れを取る。
再生エネの調達コストが高い日本で、どうやって実効性を高めるかが課題になっている。

« 2020年3月 | トップページ | 2020年5月 »

2022年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ