経済回復のペースは?
2020年4月9日(火)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大関千尋さん
経済回復のペースは?
ブルームバーグ通信が集計した都市封鎖後の感染者数の推移は感染拡大が先行した中国やイタリアではいずれも都市封鎖から2週間程度で感染ペースが鈍化する傾向があります。アメリカでも感染ペースが鈍化し始めた傾向が確認でき、今後、収束する方向に向かう可能性があるとみることもできます。
中国50都市におけるモバイル端末の位置情報に基づくエコノミック・リカバリー指数を見ると、中国国内の平日の活動は感染者数が鈍化し始めてからおよそ2カ月で通常時の8割を超える水準まで戻しており、欧米も今後2カ月をめどにある程度持ち直すことが見込まれます。ただ、感染者数が40万人を超え、世界最多となったアメリカで感染拡大のペースが順調に鈍化していくのか、また、外出制限の緩和後に感染拡大の第二波が到来しないのかなど懸念はくすぶっており、先行きについては慎重に見る必要がありそうです。
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