相場は上昇トレンド回帰?
2020年4月10日(金)Newsモーニングサテライト
野村グループ 田部井智春さん
相場は上昇トレンド回帰?
確かに短期的には上昇しているんですけれども、上昇トレンド回帰と捕らえるのは時期尚早かと考えています。今週はFRBの大胆な緩和措置やサンダース上院議員の大統領候補指名争いからの撤退表明、OPECプラスの協調減産に合意したとの報道などポジティブ材料がセンチメント改善を買いで反応したという格好です。ただし、新型コロナウイルスによる経済データがどこまで長期化するのか、依然として予測困難なことから新たなネガティブ材料が顕在化すれば、戻り売りが生じる可能性が高いとみています。しばらくは一喜一憂するレンジ相場が継続すると予想しています。
銀行などを中心に決算発表が始まりますが、決算結果そのものよりも経営陣のコメントや4-6月期の決算、通期のガイダンスがどれほど下方修正されるのかに対して、通常よりも注目度が高まるのではないかと考えています。株価が急激な上昇を演じているだけに、個別企業のネガティブ材料が重なった場合は相場が巻き戻す可能性もあると考えていますし、決算発表を受けて個別銘柄の選別が一層進むのではないかと考えています。
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