米株の上昇局面はまだ先?
2020年4月28日(火)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大関千尋さん
米株の上昇局面はまだ先?
S&P500指数は3月23日の安値からおよそ28%上昇とアメリカ株は戻り歩調を続けています。ただ、S&P500指数やダウ指数は上昇トレンドに回帰し、直近高値を目指す局面はまだ先になるとみています。
株価の上昇は特定の銘柄やセクターに偏っている点に注意が必要です。今回の回復は一部の大手ハイテク銘柄やヘルスケアセクターなど新型コロナで特需が発生した銘柄が主導しています。その中でも目立つのがアマゾンで、先週末時点の時価総額はS&P500一般消費財セクターのおよそ40%を占めるまで拡大しています。一方で、S&P500指数と景気敏感株で構成される指数で比較すると、過去の回復局面では経済の回復を織り込んで、先行して上昇する傾向にあった景気敏感株が相場を牽引できていない状況が確認できます。本格的な上昇局面を迎えるには悪材料の出尽くし感がもう一段強まる必要がありそうです。
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