株価の注目は企業業績へ
2020年4月8日(水)Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
株価の注目は企業業績へ
株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大に減速の兆しが見られたことで、少しずつ落ち着きを取り戻しつつあるようです。引き続き警戒感は強いものの、今後はもうすぐ始まる企業決算シーズンへと注目が移っていくことになりそうです。
株価は明暗が分かれています。中でも注目のハイテク銘柄を比べてみると、S&P500指数が高値を付けた2月19日から今月6日までにアップルやアルファベット、フェイスブックは20%前後下落しているのに比べ、ネットフリックス、アマゾン、マイクロソフトは小幅な下げにとどまっています。
例えば在宅勤務や在宅学習に必要なクラウドコンピューティングの利用増加がクラウド部門の強いアマゾンやマイクロソフトへの期待を高めています。また、外出規制を受けて、映画やドラマをストリーミング視聴する人が増えていることはネットフリックスにとって追い風です。景気後退入りが予想される中、これらの企業がクラウド部門の増収や契約者数の増加によって現在の株価評価を正当化できるか、そして、今回の一時的な需要増加の後を見据えた強気な業績見通しを示せるのかという点に注目しています。
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